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眠りの中へ

第1章 眠りたい


「このまま深く眠るだけ」どこかで聞いた死ぬことの比喩だ。
聞いた時の私は悪くないなと思った。なぜならこんな状況から縁を切って深く眠れるのだ覚めることなく、ずっと。
ずっと死にたかったが死ぬと思うとどうしても本能が拒絶して、いつも失敗する。しかし深く眠るだけと考えるとロマンチックでとても気が楽になる。

死にたい

いつも頭の中心にあり、よく思い浮かんでくる言葉だ。

それを今から眠りたいに変えてみる、すると、思い浮かんでくるごとに本能的に滅入っていた気持ちが軽くなって、暖かい気持ちになれた。
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