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夢の続き【アイナナ】

第19章 大和夢4(新人女優) ※裏


#5 注 裏、修羅場あり

久しぶりのオフ、彼女と弾丸一泊で温泉にきた。お昼過ぎに東京を出て、夕方に着いた。
シーズンオフで、山奥の温泉街、人もまばら。
「思ったより、閑散としてるし宿に行く前に少し、散策する?」
「うん、いいね」
山の空気が澄んでて、温泉の硫黄の香りと、温泉饅頭の湯気が立ち上る。
「ほい」
出来たての温泉饅頭を買い、渡す。
「ありがと…ん、美味しい!」
「はは、そりゃよかった」
ニカッと笑う。自分もふかふかのお饅頭を頬張る。旨い。
食べ歩きしてぶらぶら、お土産みたりして、旅館に向かう。旅館に着いたらさっそく美味しい料理が待っていた。

「わーいい旅館ーーご飯もおいしいー」
「本当だなー、モモさんに教えてもらったんだけどな」
「へー、さすが!わあ、部屋に温泉ついてる!」
「はは、はしゃいでる」
「私、男の人と二人で温泉きたのはじめて」
「ほーん、そうなんだ」
「大和さんはあるよね…?」
「…うーん、さて、どうだろうねえ」
プシュ、とビールの缶をあけ、グビッとビールを流し込む。
「私、さっそく温泉入ろうかな!先にいい?」
「ん、いいよ。俺は寝る前で」
「うんじゃあ…」
部屋の窓と障子の奥にある、内風呂。
ビールを飲みながら、ふと見ると、彼女の裸のシルエットがぼんやりみえる。
「おお…」
思わずビールをもって、そばに行き、窓と障子を開ける。
月明かりに、好きな彼女のオールヌード後ろ姿。
「絶景だな」ビールを飲みながら呟いた。
「!…大和さん、めちゃめちゃ気持ちいいですよっ温泉」
うーん、とのびをして、彼女が笑顔で俺をみる。
「そりゃよかった」
「……そのー…一緒に入りません?」
「!…はは、結構大胆。じゃあ、お言葉に甘えて」
飲み干したビールの缶を、コトンと置き、洋服を脱ぎ捨て、ざぶん!と陶器の小さなお風呂にダイブする。お湯が、ザバーッと溢れ、後ろから彼女に抱きついた。
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