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夢の続き【アイナナ】

第18章 一織夢3(クラスメイト) ※切甘。暗め。


深夜2時ー…
ガチャと、扉があき、大和が寮に帰宅する。
「ただいまっと…って皆もう寝てるか」
パチッと、リビングの電気を着けたら、いおりがいた。

「うおっびっくりしたっ、イチまだ起きてたのか」
「二階堂さん、お帰りなさい」
「どうしたー?イチここんとこ、元気ないよな?」
「ええ、失恋しましたから」
「おお…それは…」
ビールを取り出し、向かいの席に座った。
「俺でよければ、話きくぜ?」

「彼女にフラれそうになったから、先手打って、自分から、別れたんです」
「あー、イチらしいな」
「何故だか、ずっと、気持ちがぐしゃぐしゃで、彼女の思い出を上書きしたくて、好きでもない女性を口説いて…気持ちの捌け口な、欲望のままにセックスしました」
「お、おう…わかる、そういうのあるよな、うん。男だし」
「何か、射精した後、ほんと心底ばかばかしくなって、虚しくて、相手の女性にも申し訳なくなって、謝って、逃げてきました。」
「えっ!?何それ、今日の出来事なの?」
「はい、数時間前ですね」
「はー…はは。すごいなイチ。まーあれだ今アドバイスできる事は、ホットミルクでも、飲んでとりあえず、布団でぐっすり寝ろ」
「え…」

「それから…言えよ、彼女に。もう一度フラれろよ、カッコつけてないでさ、好きでしょうがないってぶつかって、ちゃんと玉砕してこい!やるだけやったら、おもいっきり泣いていいし、俺や皆が受け止めてやるよ。そしたら、恋愛以外のこと…例えば、仕事に打ち込むのもいいんじゃないか?」
「別に、もう彼女のことは…っ、それに」
「いーからいーから、もう全身から出てるよイチ、彼女が好きでしょうがないってさ。」
「なっ」
「なかなか出会えるもんじゃないぜ?そんな好きになれる人。自分の気持ちに素直になれっつーの、まったく。」
「二階堂さん…」
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