第12章 一織夢2(クラスメイト) ※微裏
#3
いつものように和泉くんと、勉強会をする。
勉強が一段落すと、頑張ったご褒美にキスをするのが二人の恒例になった。
短い触れるだけの優しいキス。
高校生だし、受験生だし、きっとそれ以上のことはしないと、和泉くんは、決めているかのようだった。
どんどん好きな気持ちが、膨らんで正直もっとイチャイチャしたい。けれど、どう伝えていいかわからなかった。
「和泉くん、今度さ京都の大学のオープンキャンパスもいこうと思ってて…日程合わせて、アイドリッシュセブンの大阪のライブ観に行ってもいいかな…?」
「ええ、もちろんいいですよ」
「わー嬉しい。楽しみにしてるね!大阪で泊まるね」
「え、泊まりでいくんですか…?」
「うん、ライブの後だと遅くなりそうだし」
「じゃあ…ライブのあと、会いましょう」
「うん」