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夢の続き【アイナナ】

第23章 つなし夢(アイドル) ※裏


夢子ちゃんが、可愛いく思え、俺は彼女の頭をナデナデする。
「そっか、もう大人だ。夢子ちゃんをやっと妹以上に思っていいんだね」
「うん、私ずっとつなしさんが、好きだよ」
「ありがとう、俺も…だ!、これからよろしくね」
にっこり笑い、手を差し出す。
握手をしたら、そのまま手を引っ張られ、ぶつかるように、不器用なキスが飛び込んできた。
「わわわ、ゆ、夢子ちゃん…」
ビックリして彼女の両腕を掴んで、顔を覗き込む。
「もう大人になったから、してくれるよね?」
「…え?」
「早く、女になりたいの」
「え?夢子ちゃんは、女の子だよ?」
「そうじゃなくてっっ、もう初体験したいってこと!」
「……ええええっ!?い、いきなり過ぎないかな?さっきお付き合いお願いします、て話したとこだよ?」
「つなしさんが、高校卒業するまでダメっていうから、私一年半も待ったんだけど」
「え、いや、そうなんだけどさ…もう少し段階を踏んでから、ね?」
「私のこと好きじゃないの?」
「好きだよ」
「じゃあ、抱いて?」
「いやいやいや、だからね…好きだからこそなんだけど」
「何それ、わからない」
プイッと、そっぽを向く。
俺は、優しく夢子ちゃんの肩を抱き、大きな手で撫でた。
「何で、そんなに焦ってるの?」
「……」
「前に泣いてた事が、原因?」
じわっ、と夢子ちゃんから涙が溢れる。
「私、中学生くらいから胸が大きくて、男性からすごく性的に見られたり、実際無理矢理触られたりして……だから、早く好きな人に……」
「うん…そっか」
頭を優しく掴み、自分の方に傾かせ、撫でる。
「これからは、俺がそんな奴らから守るよ。だから、安心して?」
彼女は何も言わず、ポロポロ泣いた。
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