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夢の続き【アイナナ】

第22章 ボーイズトーク3 ナギ、つなし ※裏


「夢子ちゃん、ダメだよ、俺…も、もちろん夢子ちゃんを好きだけど、こんなこと」
「っ!そ、それじゃあ…」
俺は、静かに首をふる。

「夢子ちゃん、君は今何歳?」
「十六…もうすぐ十七だよ?」
「うん、まだ…子供だね」
「っ!子供じゃないよっ!私の大きい、おっぱいみてっ」
ブランケットをとろうとした、手を抑えた。
「いくら、好き同士になったとしても、俺は、子供にそんなことは、絶対しない。」
「ま、真面目すぎるよ…皆やってるよ」
「夢子ちゃん、子供にそう言う事しないのが、大人なんだよ」
「…っ、う、そんなの、わかんない、だって、つなしさんよりもっと、大人の人だって、私にセックスしようとしてくるよ…?今日だって、私襲われそうに…」
泣き出した彼女を、俺はきつく抱きしめた。
そして、大きな手で背中を何度も撫でる。
「そうか…怖い思いしたんだね…」
「ううう…」
彼女は、泣き崩れたのだった。

ーー
泣き止んで、洋服も無事乾いて着替え、
入れ直したお茶を二人で飲む。

「少し、落ち着いたかな?」
「うん…ありがとう」
「あの、俺を好きっていうのは…」
「うん、それは、ほんと。大好き。打ち上げの時告白しようと思ってたのに、つなしさんベロベロなんだもん。」
「はは、ごめん…あのさ、夢子ちゃん」
「はい」
「夢子ちゃんが、十八になって、高校卒業して…その時、まだ気持ちが変わらなかったら、俺迎えにいっていいかな?夢子ちゃんを。俺も夢子ちゃんが、好きなんだ」
「…っ、つなしさん…ほんと、なんで、かっこよすぎて、ズルイ」
「はは、ありがとう」
また、彼女は泣いた。俺は、いつまでも彼女の頭を撫でたのだった。

ーー

「ていうことが、あったんだ」
はにかんだ笑顔のつなし。

「「うううー、大人の男ーー」」
「どうしたの、皆っなんで泣いてるの!?」

「龍、お前の男気、俺は誇らしいぜ」
「いやー、でもあの可愛いアイドルに迫られて、我慢できるつなし、スゲーな」
「はー、ほんと、トリガーって正真正銘のイケメンだらけだな」
「ほんと、それなっ!」
「あ、ありがとう~天と楽に恥じないよう俺も頑張るよっ」
「はは、もう十分かっこいいよ、つなしさん」
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