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夢の続き【アイナナ】

第22章 ボーイズトーク3 ナギ、つなし ※裏


ーー
「…という訳です。」
「「………じ、自慢か??」」
「それは…深刻な悩みだね、ナギくん。俺も似たような経験あるよ!」
「Oh 、つなし氏ほんとですか!」
「うん、何度か二人で頑張れば、入るようになるよ!頑張ってっ」
ニカッと笑顔でいう。
「あー…、はは、ナギ、いいアドバイスもらえて良かったな」
「はい、希望がもてました!」

「なあなあ、そう言う、つなしは、何か恋話ねえの?」
「えっ」
「おお、龍のそういう話新鮮だな。聞かせろよ」
「え、うーん参ったな…じゃあ最近の話を」
「おう」

ーー
#2つなし 

ドラマの妹役で共演した、アイドルの夢子ちゃん、十六歳。とても素直で、笑顔がハツラツとしていて、すごく可愛い。すぐに俺達は、打ち解けた。

「つなしさんっ今日ロケが早く終わったら、近くの有名なカレー屋さんに行ってみませんか?」
「え、カレー?いいねえ!他の共演者にも声かけようか?」
「ええ~私、つなしさんと、ふ・た・りデートしたいんだけど?」
「はは、またまた冗談いって。夢子ちゃんって面白いなあ」
「もーっ冗談じゃないですってば~」
そう言うと、俺の腕に顔を埋める。可愛いらしい妹。

そんなこと言いながら、共演者何人かで、わいわい食事の行くこともしばしばあった。

ある日、田舎の山奥でロケがあった。
休憩の時、夢子ちゃんが無邪気に素足で、ざばざば川に入り、はしゃいでいる。ほんと弟たちを思い出す無邪気さ。
俺は、ニコニコと眺めていた。
「あ、お魚がいるっ!つなしさんっ」
「お、ほんとだー大きいね」
「よーし、手づかみ…って、きゃあっ」
バランスを崩し、倒れそうになった夢子ちゃんを、反射的に後ろから抱き抱えた。
「…っ!」
「あ、あぶなかったね~っ大丈夫だった?そろそろ岸に戻ろうか?」
ニコニコと顔を覗き込む。
「うっ…は、はい」
夢子ちゃんが滑らないように、腰を優しく支えながら、岸に向かう。
「つなしさん」
「んー?」
「つなしさんは、恋人いる?普段は、やっぱりエロエロビースト?」
「…っ夢子ちゃん…あ、あれは…そう言うプロモーションで…」
「…ふふ、ほんとのつなしさんは、純朴な青年だよね?」
「はは、もー、コラ、大人をからかうなよ」
「ははは」

ほんとに夢子ちゃんは、明るくて可愛い。
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