第21章 ボーイズトーク2 壮五、陸 ※裏
翌朝。
起きると、彼女が朝食を準備してくれてた。
「おはよう、陸くん。よく寝れた?」
「あっおはようっ、あのさ、あのさ、俺、夢子ちゃんが、大好きだよっ!」
開口一番、告白した。
「へっ!?」
「はあ~、やっと言えた~」ベッドで項垂れた。
「うん、陸くんありがとう。私ずっと待ってたよ」
「えっそうだったの」
「うん。これからよろしくね、陸くん。私も大好きだよ」
そう笑顔で言う、彼女が可愛くて、朝の光の中、そっとキスした。
もう嬉しくて、胸がいっぱいで、どうにかなってしまいそうだった。
ーー
「へへ、という訳で俺、はじめての、彼女できたんだっ!」
「「わーーーめっちゃ、爽やかーー」」
「え!?そうかな、へへ…」
「壮五のどろっとした話の後だし、清涼感がすごいわ」
「七瀬、一途だな。最高だ。」
「陸くん、そのままでいてね…」
「うん、何だかよくわからないけど、皆ありがと!」
「はー、すごいな、センターさすがだわ」
「はは、ほんとだな」