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夢の続き【アイナナ】

第19章 大和夢4(新人女優) ※裏


ミツを挟んで、彼女と向き合う。
いや、一体なんだこれ。

「大和さん、ほんとにほんとに、私軽率でした。ごめんなさい。何もなかったって信じて下さい」
テーブルに頭を押し付け、彼女が謝ってる。

「ほら、こういってんだし、許してやれよ大和さん」
「そうだよ、ヤマさん。信じてやれよし」
「はー…ほんとにミツにはかなわねえわ…わかったよ、今回は信じてみるか」

手のひらの指輪を、再び彼女の指にはめる。
彼女はぐしゅぐしゅと泣き、つられてタマも一緒に泣いてる。

少し落ち着いた頃、彼女を送る為に、一緒に寮を出た。
無言で手を繋ぐ。暖かい手。
(この手をはなさいでよ…か)

ふと、歌詞を思いだし、さらに手をぎゅっと強く握ったのだった。

そのまま、彼女の家に着くなり、きつく抱き合いキスした。肌をあわせあい、身体で会話する。
いつも以上に感じる。

それから、手を繋いで、寝た。
何故だか、涙がでる。
苦しい涙なのか、嬉し涙なのか、なんなのか、自分でもよくわからなかった。



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