第4章 Chapter 4
仮面を被っている男はひらひらと手招きをした
「ザッカリー!?どうしてここに?」
「やぁーっと来たのかAmiga
どうやらオレが再起動したお陰でプログラムを無視して移動できるみたいなのよ」
「そ、そうなんだ」
「で?どうよ、なんか情報がありそうなところ見つけた?」
「特に…でも図書館に行けばなにか分かるかも…多分だけど」
ふん、ふん、とわざとらしく悩んだ後、ポンと手を叩いた
どうやら何か思いついたようだ
「ならオレと一緒に行ってみる?
オレ、あんたと一回じっくり話し込んでみたかったんだよね」
「嬉しい誘いだけど勝手に離れたらバッターが怒るから行けないよ
どうやってもバッターと一緒に行動する運命らしいから…」
それを聞いた時、最初は不思議だという素振りをしていたが何かに吸い寄せられるようにザッカリーはグイッと首を前に伸ばし私の首元をジロジロと見ていた
そして私の首を指さした
「hahaha…なるほどな
あんた、赤い糸で結ばれてるよ…切ることもできない丈夫な意図でな
その糸、首に絡まっててまるで首輪みたいじゃないの」
糸…?もしかして居場所がバレるのもこの糸のせい?
でも私には首に何かある感覚はしないし触ってみても糸なんてどこにもなかった
私には見えないのかもしれない…
「オレが見えるってことはジャッジ、そしてバッターも見えてるはずだぜ」
あの男(バッター)バレると都合が悪いから隠そうとしたな…
ザッカリーが教えてくれなかったら一生分からないままだった
「どうにかして糸を切れない?」
「うーん…オレの頭の辞書には糸を切る方法なんて載ってないけど、糸の持ち主を変えれるのは知ってるんでね
その方法で対処しようじゃないか」
「糸の持ち主?」
「そう、多分あんたの糸の持ち主はバッターだと思うぜ
手に糸を握ってるはずだからそれを奪えればあんたは自由だ!
…まあ怪物相手に奪える気がしないけどな!」
「結局無理なんじゃん…」
ザッカリーは特に悪びれるわけでもなく軽く「ごめーん」と謝っただけだった
ふざけてる場合じゃないんだけど…
「怒るなって!オレも調べてくるから焦る必要はないぜ
大丈夫!オレの情報源は広いんでね!」
そう言うとザッカリーは姿を消した
言いたいこと言って消えてったなあの人…