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男子校の女王様。

第7章 両手に花


両手を床につき、床に屈み、従順にわたしを見上げる。

「本当にわんちゃんと一緒ですね、可愛い可愛い」

永夢くんの旋毛に手を置き、回すように髪を撫でる。

明るい金髪の根元から僅かに伸びる黒髪、ワックスで固めた髪の感触。

科学的な甘い匂いに汗の臭いが混じり、噎せ返るようだった。

永夢くんはふるっと身体を震えさせ、小さく口を開いた。

「ぅ……せんせー、オレなんか可笑しいの、かな……」

「ん……どうしたんですか?」

永夢くんは赤面したまま、下向きに目線を泳がせる。

「オレ、せんせーにこうされるの嬉しいけど、恥ずかしくて……」

わたしは永夢くんの背中に足先を置く。

「えっ……!」

腰にすっと脚を搦めた。

わたしはその姿を見下ろしながら、微笑した。

「そうじゃないですよね、恥ずかしいのが嬉しいんでしょ」

永夢くんの肩に膝を引っ掛け、顔を両腿の間に引き寄せる。

太ももが開き、スカートの中が永夢くんの目に晒される。

視線を感じ、腰が浮いた。

「せん、せ……」

永夢くんは生唾を飲んだ。

「オレ、せんせーを気持ち良く、してあげる……」

手をそろそろと伸ばした。

わたしはその手を掴み、

「何してるんですか?わたしが言う前に動いちゃダメですよ」

永夢くんに微笑む。

「は、はい……」

わたしは大きく脚を開いた。

「わたしに色々してあげたいなら、口だけで脱がせて下さい」

「うん……っ」

永夢くんはわたしの両腿に顔を割り込ませる。
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