第7章 両手に花
口付けるようにして、唇で下着を食んだ。
永夢くんの息が熱を持った秘部にかかり、吐息が漏れ出た。
「ん……」
永夢くんが口を動かし、器用に下着を引き下ろす。
濡れた秘部に外気が触れる。
「あっ……」
それだけの刺激で、蜜口から蜜が滴った。
腰が震え、頭がびりびりする。
永夢くんはわたしの足首の辺りまで丁寧に下着を落とし、ふくらはぎにキスをした。
舌先をゆっくりと上向きに這わせ、太ももの所で顔を上げる。
「紗都せんせえっ……もう、いい?せんせーの、ここ、舐めていい……?絶対きもちよくするから……せんせーっ……」
涙で濡れた目にぞくぞくする。
いつからこんなに可愛らしい表情が出来るようになったんだろうか。
下腹部がきゅんきゅんと締め付けられる。
わたしはニヤけた。
永夢くんの頬を撫でる。
「どうしましょっ、か」
「せんせー……意地悪しないで……っ」
永夢くんの息は上がり、頬は上気している。
わたしは困ってしまった。
微笑み、永夢くんの口元に触れた。
そっと顎を持ち上げる。
永夢くんはぴくっと肩を揺らす。
「そういう顔をするから、意地悪したくなっちゃうんですよ」
「分かんないぃ……オレ、ほんとに、可笑しくなりそう……」
半泣きで声を漏らす永夢くん。
「ごめんなさい、意地悪し過ぎましたね」
「う……せんせーの意地悪……好きぃ……」
わたしは顔を赤くし、囁いた。
「いいです、よ」
永夢くんはわたしの両腿の間に顔を埋めた。