• テキストサイズ

大嫌いだ[ONE PIECE]

第4章 イマ


船に乗ってから3週間。
下船の許可が降りた。


「離したくねェ…」
「珍しいね?」
「ずっと居たんだ。当たり前だろ。」
「ふふ…まぁ、あたしも寂しいけどね。」


荷造りをしていると背中にトラファルガーが被さってきた。


「トラファルガーのおかげで治ったよ。本当にありがとう。」
「別に…。一つ命令だ。治療代はそれでチャラにしてやる。」
「どうぞなんなりと。」


金のないあたしからしたらそんなの従わないわけがない。


「ロー。名前で呼べ。トラファルガーじゃ長いだろ。」
「?そんなんでいいの?」


なんだ、もっとえげつないやつ想像してた。
食料寄越せとか、クルー1人寄越せとか…


「ロー…これでいいの?」
「あァ、ずっとだ。」
「ふふ…はいはい。」


ローが心なしか嬉しそうにしている。


「かわいい…」
「何か言ったか?」
「いえ別に。」


つい本音がでてしまい、ドスの効いた声を出すローは怖い。

/ 47ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp