第4章 イマ
「暇つぶしに丁度いいだろ?」
「あんたの暇つぶしじゃにゃい…」
ずっと膝の上に乗せられ背中を撫でられている。
2時間程度で戻るはずだと言われたから無駄な抵抗はしない。
まぁ…気持ちいいから抵抗できない。
「くぁ…ねむい…」
「寝ててもいいぞ。」
「んー…」
優しい、柔らかい手付きに徐々に瞼がおりていき、夢の中におちた。
ひとつなぎの大秘宝
〝ワンピース〟
最果ての地 ラフテル
へ着いた者が
海賊王の称号を手に入れることができる。
いつか、絶対に。
夢では海賊王の称号を手に入れた。
現実になればいいのに。