第4章 イマ
朝食を済ませ、いつも通りに部屋でゆっくり過ごしていた。
この船に乗ってからもう2週間近く経っている。
大丈夫だとあたしが言っても大事をとってトラファルガーが休ませてくれている。
主に潜水での移動だから、滅多に敵船に会うことはないからかなり良い生活をしていると思う。
コックの料理も美味しいし。
でも…
「ヒマ。」
ライとジャンはペンギンくん達と仲良く機械いじり。
他にこの部屋にいるのはトラファルガーのみ。
しかも、ずっと医学書と薬品類とにらめっこをしている。
少しくらい構ってくれてもいいのに…。
「ねぇ…暇なんだけど…」
「…じゃあ、これ飲め。」
「ん?」
トラファルガーが投げて渡してきた小瓶。
ラベルには可愛い猫のイラストがついている。
「へ〜…可愛いけど、何これ?」
「ジュース…いいから飲んでみろ。」
「んんっ⁉く…ぅっ、な、コホッ…甘い…‼」
無理やり口を開かれ、紫色の液体を注ぎこまれた。