第4章 イマ
「…好き、よ…」
「何がだ?」
コイツ…‼絶対分かってて言ってるよ‼
「わかるでしょ?」
「あァ…イチゴタルトか…前も食ってたな。」
よくそんな前の事覚えてるわね。
感心するわ。
「…う…と、トラファルガーが、
イチゴタルトより、好き。」
「上出来…」
イチゴタルトは必死の照れ隠し。
ギュッと抱き締められる。
トラファルガーの温もりが愛しくて、抱き締め返す。
「…好き。」
「愛してる。」
「なんかムカつく…」
小さく笑ってからトラファルガーは甘いキスを落とした。
外でハートの海賊団のクルーが見てるのも知らずに。