第2章 シャボンディ
「今のを難なく持ち堪えるとは半端者ではなさそうだな。」
君のは危なかったけどね、と隣のモコモコ帽子に言ってやろうかと思ったがまた殴られるのは嫌だから黙っていた。
「犯人は速やかにロズワード一家を解放しなさい‼」
解放もなにも人質に獲ったような
覚えは無い。
「どうなっても知らんぞ!ルーキー共‼」
「完全に共犯者扱いだな。」
「大将と今ぶつかるのはゴメンだ。」
「最悪…」
各々いいながらも動き出したのはユースタスだけ。
「もののついでだ。お前ら助けてやるよ!」
カチーンという音が2人から聞こえてきた。
ローとルフィがユースタスを睨みつけ、結局3人でいくらしい。
「…ローに懸賞金抜かされちゃうよ。」
「あーはいはい…行きますよっ…」
ライに嫌味のように言われ、3人の後ろについて行く。
「あたしも行くよ。」
「何だ、おれらに攻撃するなよ。」
「命令するな…‼あたしも助けてやろうって話だよ。あんたじゃ頼りないからね。」
ユースタスに毒づきながら会場の外へ出る。
「あれは4人共船長だ……!!!」
「先陣きって出てきやがった!!!」
「右から"3億""3億1500万""2億""2億"の首です。」
男3人は何か揉めてる。
どーでもいい。
「やるなら早くやろーよ。」
「そうだな。」
「迫撃砲‼撃てェ!!!」
海軍の掛け声で戦闘開始。
戦闘か…久しぶりだな。