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気象系さんとラブラブ♥BLも有♥[R18]

第6章 電話の指示で...~二宮和也~


番号を打つ指先が、震えた。
緊張と好奇心で胸が張り裂けそうになる。

プルルルル、プルルルル・・・。

「もしもし。」

「・・・。」

嘘・・・。

「もしかして、みきちゃん?」

「・・・はい。」

聞き覚えのある声。
落ち着いていて、優しく包んでくれるような声。

「かけてきてくれたんだ。嬉しいなぁ。」

「・・・。」

「みきちゃん、こういうの初めてっていってたけど、どんなことするかわかってる?」

「・・・なんとなく。」

「そっか。そうだよね。一応、いつもはボクが女の子に指示するっていう形なんだけど。」

いつもは・・・って、和さん、こういうことしちゃう人なんだ・・・。

ブルーライトに照らされた薄暗い部屋の闇が、また一つ濃くなっていく。

胸がチクリと痛んだ。

「・・・。」

「みきちゃん?」

「あ、ごめんなさい。ぼーっとしちゃって・・・。」

「ぼーっとしちゃってたの?もう、みきちゃんったら、可愛いなぁ。」

でも・・・それでもいい。やっと彼と話せたんだから。

「あ・・・、ごめんなさい。」

「いいよ。それぐらいリラックスしてたほうが気持ちよくなれるから。」

私もこれから「いつも」の子の一人になるのだ。
薄っぺらい現実を目の前に、身体は熱を帯びた。

自分が堕ちていく感覚…。

「じゃあ、早速始めようか。」

「・・・はい。」

「みきちゃん、今はどこにいるの?」

「自分の部屋です。」

「実家?」

「いえ、一人暮らしです。」

「そっか。じゃあ、我慢しなくていいね。」

「・・・。」

「みきちゃんって、今、どんな格好してるの?」

セリフみたいな質問にも、正直に身体は解けていく。

単純だなぁ…。

「えっと・・・大きめのTシャツに下はショートパンツです。」

「そうなんだ。じゃあ、ショートパンツだけ脱いじゃおうか。」

「・・・はい。」
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