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忘却と恍惚のカクテル

第2章 全て忘れる為の一杯


シャツを脱ぎ捨てる千歳をは半ば諦めた気持ちでぼんやりと見上げていた。

(もう…力入んない…はやくおわってほしい……)

整わない息と熱の引かない身体では逃げることも無駄だ、と諦めてただ涙を流していただが、千歳がスラックスごと下着を脱ぎ捨てた瞬間、ひっと小さく悲鳴をあげた。

「な、なにそれ、そんな…そんなのむり……!」
「ん?無理じゃなかよ♡ちゃーんと全部咥えてもらうけんね♡」

見たことも無いほど、大きなそれ。先走りでてらてらと光るその恐ろしさに慌てて身を引き、這うようにして逃げ出す。
しかし、千歳がそれを許すはずもなく、うつ伏せのまま腰を掴んで捕えられてしまう。

「捕まえた♡どこ行くったーい♡」
「ひっ…ゆ、ゆるして、そんなのむりっ…は、入らないから…っ」

まるで子供が鬼ごっこでもしているように無邪気な笑顔でのしかかられ、は無意味にもがきながら懇願した。
そんなの耳の縁に舌を這わせながら、千歳は自身をうつ伏せに寝転んだの割れ目に擦り付けた。
寝転んだまま素股するような体勢だが、千歳のそれはを挟んでソファに着くほどで、動く度割れ目全体がぬるぬると擦られてしまう。

「♡熱くてぬるぬる蕩けてほんなこつむぞらしかね♡」
「あぅ…っん、ぐっ…はぁっ…」

のしかかる身体が重くて苦しくて怖いのに、散々弄られて敏感になったクリトリスが擦れる度甘い声が漏れてしまい、は羞恥と恐怖に涙を零した。

「ゆるして、ゆるし…なんでも、するから…っぁっあ!?あああぁぁっ」
「なんでも、ちゅうならこんまま俺ん下で泣いとりゃよか」

ぬちゅりと先端がの中に押し入ってきて、の懇願は悲鳴に変わった。
入るわけがない、そう思っていたのに散々イかされ、酒と快感で蕩けたそこは簡単に千歳の侵入を許してしまった。

「あっ…はっ…ひぐっ…」

ギチギチと押し広げられ息をすることもままならない。ソファに縋る指が真っ白になるほど力を込めるが、何の抵抗にもならない。

「あっ…も、はいっ…なっ…」
「もうちょっとやけん、がんばりなっせ♡」
「…っ…ぁっ…!?」

無理、と言おうと口を開いた瞬間、どちゅんと残りが押し込まれて、の背がビクリと跳ねた。
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