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【ヒロアカ】華恋【轟焦凍】

第3章 夏幻[R18]




同じ年月を過ごしてきた。
中学に上がった時は
身長だってほぼ同じだったのに
ここ数年の間で見上げる程に成長して
久しぶりに見た剥き出しの身体は
想像以上に私とは違うものだった。

互いに触れ合い
その違いを感触で確かめながら

男女の差異を私へと焼き付けてくる。
そんな錯覚を起こさせたのはきっと
肌の上を滑る手指が
炎を纏う左側だったから。

緩やかに
腰から這い上がって
胸を包み込むと
やんわりと形を変えながら
小さく主張する突起には
指が掛けられ
言いようのない感覚に
熱と共に声も上がって。

幼馴染の触れたところ全部が
気持ちいいということを
覚えていく。

興味本位から始まった行為は
予想以上に私を夢中にさせて
胸元へと寄せられた唇が
更に拍車をかける。

入れ替わるように
離れた手が下を目指していることには
気が付かなかった。


「やぁ…ッ」
「これって…感じてるっつうことだよな?」


掠めるようにして触れる指に
その都度声が上がって
問いかけに応える事が出来ない。

そんな私に聞こえていないと思ったのか
耳元へと口を寄せてきて


「、気持ちいいのか?」


そう呟きながら
往復する指の動きは顕著になって
割れ目の間に沿わされた直後
何かが中に挿し入れられた感覚がした。


「っあ、ン…」
「わりぃ。滑って入っちまった」


這入ってきた指は
抜かれることなく中を探り始めて
生まれて初めて感じる
自分の中に何かがある感覚は
何と呼ぶのかわからない。

それでもある所に触れた瞬間
さっきまでとは違う反応をした私を
幼馴染は見逃さなかった。


「ここがの弱いところか」


まるで冷静に聞こえる声音に
本当にこう言う経験がないのか疑わしくなってくる。

幼馴染が「弱い」と言った所を
執拗に責め初めて
ぐちゅぐちゅと響く卑猥な音。

何かが迫ってきて
それが快感であると
無意識の内に身体が理解していた。

それでも経験したことのない感覚に
何かを求めて伸ばした手が捕らえたのは
引き締まって筋張った精悍な腕。


「ゃ…んっ……ぁアッ…!」


直後、一際大きく上がる声と
捕らえた先に指先が食い込んで。

幼馴染の手によってもたらされた絶頂は
私の体を弛緩させて
腕を掴んでいた手は
力なく畳の上へとずり落ちていた。


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