第5章 躾の時間

「あ"あっ♡やら♡またっ…イくの、やだぁ♡」

お腹側の壁の弱いところをグリグリと擦られて、サラは髪を振り乱して泣きわめいた。
その様子に小さな溜息を漏らして、白石はゆらりと顔を上げた。

「嫌？なんで？俺の方がローターよりええんやろ？せやから俺が触ったってんのになんで嫌とか言うん？さっきの嘘やったん？」

手は休まないまま、低い低い声でそう言われてサラはどうしていいのか分からなかった。

「あぐっ♡ちが、ますっ…ひっ♡…嘘じゃな♡あ"♡あ"♡…あっイッ、ちゃ…♡ごめ、なさっ…ごめんなしゃっ…あああぁっ♡」

びしゃ、と熱い液体が溢れ出る感覚。泣いて謝りながら潮を吹いてイッてしまったサラは、恥ずかしさと恐怖で頭が真っ白、なのに。
白石の指が止まらない。変わらぬ早さでぐちゅぐちゅと嫌な音を立ててそこを擦り続けてくる。

「あがっ…いっ♡てりゅ♡だしたのぉ♡むりっ♡あっ、ぐ♡」
「せやなぁ情けない顔晒して潮吹いてしもたな？せやけど、ほんまに俺がええんやったやまだまだ欲しいよな？」
「ひっ♡そんっなぁ♡あ"っ♡んん"♡」

まださっきの波がおさまっていないのに。新しい快楽がその上から襲ってくる。やだ、やめて、嫌だ……そう言いたいのに、言えば怒られる……その恐怖に意味の無い喘ぎ声を晒すしかない。
恥ずかしくて死にそうなのに、体はなんの恥じらいもなくまた上り詰めてしまう。

「あ"───ッ♡いっ、あ♡いく♡い"♡あはああぁ♡」

びしゃびしゃとまた新しい潮が白石の指を汚す。その滑りを利用して更に暴れ出す指に、涙とよだれと愛液でぐちゃぐちゃになりながら、悲鳴をあげるサラ。

「ゆるひてっ♡いったぁ♡あうっ♡も、出ないっ…からぁ♡あ"ぐっ♡死んじゃっうぁぁ♡」
「んー♡その顔めっちゃ可愛ええなぁ♡まだいけるやろ♡ほんまに出えへんくなるまでぜーんぶ出してな♡」

心底楽しそうにそう告げる白石に、そしてまた勝手に潮を生み出そうとする自分の身体に、サラは心の底から絶望した。