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ヤマネコ-ノ-ツガイ【アッシュ】BANANAFISH

第14章 消えない傷


《アスランside》

「…ク、リス?」

目を見ると、クリスはチラッと自分の下腹部に視線をやってからぺろりと唇を舐めた。

…舐めて、ってこと?

僕はゆっくりソコに顔を近付けた。クリスのしてたように、見せつけるように、音を出して…彼がしていたポイントを頭をフル回転させて思い出す。

根元から先にかけてベロッと舐め上げると、クリスは悲鳴のような声をあげた。

「…っはぁあ!……んぅっ…ぁ、っしゅ…きもち…いっ!」

口に咥えてジュボジュボと動かすと、クリスのソコはビクビクと震える。

「まっ…て、も出ちゃう…出ちゃ…っ」

クリスは足を僕の背中に巻き付けて体を弓なりにさせた。


口から離そうか………


そう考えて、
僕はやっぱり深く咥えこんだ。




「ぅ、え!?…ぁ…っんッ!!!」


ビュクビュク


口の中でクリスのが規則的に暴れて、僕の喉の奥にそれを出した。

「…っう」


口に出されたのは初めてだ。生暖かくて半固形のそれは変な味がする。鼻に抜ける匂いに思わず嘔吐いてしまう。

「あ…アッシュ、出して!…タオルタオル…」



何かの冗談でしょ?

ユウコは…これを………っ



何度も何度も…あの男たちに…、

僕はギュッと目を瞑った。





ごくん







「え?うそ、アッシュ…なんで…」

「おぉ…飲み込んだのか?…面白い」




込み上げる吐き気と、怒りに頭が狂ってしまいそうだった。このあとの時間をどう過ごしたのか、僕は思い出せない。

気がつくと、来た時の服に着替えたハリソンにドアの前でキスをされていた。唇が離れると抱き締められ、耳元で小さく囁かれる。

「アッシュ、気に入ったよ…次はゆっくり遊ぼう」


さっきの部屋から出た僕たちはまた次の部屋へ向かった。地獄のような時間を2人で、1人で繰り返して…最後の客と会う頃には自分の意思とは関係なく笑顔を作れるようになっていた。


「Mr.ゴート、はじめまして!アッシュだよ!…僕のこと、いっぱい可愛がってくれる?」


…クリスはきっとこうやって今のクリスになったんだ。
きみは頭がいいね。


クリスのように、人格を切り離せ。
壊れる前に、僕が死んでしまう前に。

何としてでも、何を失っても、

ユウコのためだけに、生きろ。




そうすれば、僕は死なない。
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