ヤマネコ-ノ-ツガイ【アッシュ】BANANAFISH
第14章 消えない傷
《アスランside》
「ん…っ」
「…クリス、でたよ?……あれ?どうしたの?」
クリスは顔を手で覆っていた。
「アッシュ…はじめて?」
「なにが?」
「こうやって…今みたいに、誰かのナカ触るの…」
「そうだよ?」
「…ほんとに?女の子のもない?」
「なっ、あ…あるわけないだろ…っ!!」
「すごく、上手だったから…っ」
「…え?」
「どうしよ…、勃っちゃった…」
クリスが手をやる先を見ると、クリスのそれは固く腫れ上がっていた。なんで…?僕はただ精子を出そうとしただけなのに上手って…。
ガチャ…とハリソンがシャワー室から出てくる音がした。
「ふぅ……ん?ソコを勃たせて…お前たち何をしていたんだ?」
「っ!…あ、Mr.ハリソンのをね、アッシュが掻き出してくれたんだ…そしたら…きもちよくて…」
ハリソンはニィッと笑った。
「余った時間は紅茶でもと思っていたのだ…これは良いティーフーズをいただけそうだな」
見計らったかのようなタイミングでベルが鳴り、ハリソンがドアを開けるとティーセットの乗ったサービスカートが運ばれてきた。
ベッドサイドのチェアに座ったハリソンはカップに口をつけると僕を見た。
「さぁ、アッシュ…見せてもらおうかな」
「…えっ?」
「クリスを私だと思って奉仕してみなさい。お前はどうやって日常に疲れた私を癒してくれるのかな?次回の参考にさせてもらおうじゃないか」
奉仕…って、何をすれば良いの?いつも無理矢理押さえつけられて痛くされるばかりだったからわからない。
「クリス…僕どうしたら、」
「…アッシュ、僕の上にきて?」
僕は言われたとおりにクリスを跨いだ。すると、クリスは僕のシャツのボタンを外しはじめる。
「キスして…」
クイッとシャツを引かれて僕はそのままクリスにキスをした。あの時のキスのようにクリスはハリソンに舌が絡む様子をわざとらしく見せつける。
「…アッシュ、もっと」
「ッ!…」
クリスがそう口にした瞬間、頭にユウコが浮かんだ。もっともっと…そう僕を求めるユウコの舌に応えるように、深く舌を吸い上げる。
「ふ、んッ…はげし、ぁ…アッシュ…すごい…ッ」
クリスはグッと腰を浮かせて僕のお腹に固い熱を押し付けた。