ヤマネコ-ノ-ツガイ【アッシュ】BANANAFISH
第14章 消えない傷
《アスランside》
ユウコは這って柵に近付き男とキスしながら服を脱がされている。ユウコは嫌がる様子もなく、むしろ男のシャツを掴み縋っているようにも見えた。
『…っあ、ん…』
「1日触ってねえだけでもう溜まっちまってんのかよ…」
「ほら、今日もイかしてやるよ…ッ」
『…っんあ!!』
体を自ら柵に近付け触らせたり舐められたり…これが本当にユウコなの?僕の知るユウコは胸に触れられるのを嫌がって隠れるように僕に抱き着いたり、涙を流して体を縮こめていたはず…。
ふとあの日の自分の体のことを思い出す。
突然力が入らなくなって、体全体が敏感に反応した。呼吸や体温も異常に上がって、自分が自分じゃないような感じで…今のユウコもきっとそうなんだ。
「なんで!…っどうしてユウコが変な薬を飲まされてるって分かってたのにパパは止めなかったの?!今だってユウコは…またその薬を…っ!」
「ああ、確かに媚薬の可能性に気付いた段階で消しても良かったのだが…せっかくの状況だ、お前に見せてやろうと思ってね」
「…どういう、意味?」
「あの子の体が弄ばれるを見るのは初めてなのではないか?…今は性を意識させるだけのつもりが、こやつらの愚行でユウコは強制的に発情したメスにされてしまった」
「………っ、」
「ここまでハイエナ共がオスの本能を刺激されるなんて…ユウコは生まれながらにして男を惹き付け色欲を掻き立ててしまう力があるようだ」
「僕は、見たくないよ…もういいから…!」
「おや、もう良いのかい?…ほら、見てごらん。ユウコは自らの口に精子を受け止め、その体内に迎え入れる。そして…」
『…っん、ぅ…ごちそう、さまでした…ぁ』
「…ッ!?」
「これを仕込んだのはこやつらだな?男を悦ばせるには最高のパフォーマンスだ…人生の最後に良い仕事をしたではないか」
ディノはどこかに電話をかけた。消すとか人生最後とか…ディノは何を考えているんだ?
「あぁ、私だ。そろそろ決行しよう………アッシュ、私もね。散々私を舐め腐ったこのゴミ共に大変腹を立てていたのだ、今そこで呼吸をしていることすら許し難いほどにね」
「…パパ?」
すると突然車のドアが開いて側近の男がディノに何かを手渡した。その後、車は倉庫の表側へ回った。