第19章 真夏の夜の…?
智「…何だ?その依頼…」
潤「雅紀兄さん…夢でも見たんじゃないの?」
雅「ちゃんと起きてたから、夢じゃないよ」
和「雅紀兄さんの場合、起きてるのに夢見ても不思議じゃないでしょ」
雅「…何それ…」
やっぱり気になった俺は、帰ってから皆にさっき会ったあの人の事を話した
翔「…どう考えても、おかしいよな…その依頼…」
雅「おかしい…?」
和「おかしいに決まってるでしょ。雅紀兄さん、ただでさえ沸いてる脳が、この暑さでさらに沸騰したんですか?」
雅「うっ…俺の頭は沸騰してないよっ!」
和「…そんなの当たり前でしょ雅紀兄さん…本当にお馬鹿ですねー」
ううっ…和ちゃんキツいよー…(涙)
翔「そんな大事な物なのに、警察にも届けないで、見ず知らずの雅紀に頼むなんて、どう考えても変だよ」
潤「だよね…俺なら怖くて頼めないよ」
そう言われればそうだけど…
翔「智くんと和也はその女の人知ってる?」
智「いや…」
和「私も知らないですね」
翔「そうなると、何でその女性が雅紀には探せるって解るのかも謎だよな…」
潤「雅紀兄さん、何でこの依頼受けたの?」
雅「いや…受けたっていうか…」
俺何も言ってないのに、言うだけ言って居なくなったんだよなー…
そう言おうとしたら…
ヤス「その女がスッゲー美人だったんだろ」
翔「…えっ?」
雅「そ、そんな訳ないでしょ!美人ではあったけど…」
俺には翔ちゃんがいるのに!