第19章 真夏の夜の…?
辺りも暗くなり、さくらちゃんの希望で花火をしていたら
雅「…あれ?翔ちゃんは?」
智「翔くんなら部屋に戻るってさ」
潤「何か疲れたからって」
え?疲れたって…
すると突然和から俺の腕を引かれ
和「雅紀兄さん…貴方今度は何したんですか?」
…へ?
雅「何…って…?」
和「何じゃありませんよ。翔兄さん、さっきからずっと元気なかったんですよ?原因は雅紀兄さん以外に考えられません」
雅「…何その…えっ…と…なんだっけ…しょうわるの…」
和「それを言うなら『諸悪の根源』でしょ?性悪でも良いですけど、とっとと翔兄さんに謝って来なさい」
…謝れって…本気で俺心当たりないんだけど…
腑に落ちない気持ちだったけど、とりあえず翔ちゃんの事が気になって俺と翔ちゃんの部屋(一緒の部屋にしてもらった)に行ってみた
雅「翔ちゃん…疲れたって聞いたけど大丈夫?」
部屋に入ると翔ちゃんは頭からタオルケットを被ってベッドに横になっていた
翔「…別に…大丈夫だよ…」
…あれ?この声のトーン…本当に翔ちゃん怒ってる?
えっ?えっ?俺何やったっけ???
雅「あ、あの…翔ちゃん…ど、どうしたの…?俺…何かした…?」
翔「・・・」
うわーーーっ!この無言が怖いーーーっ!
俺全然記憶にないけど絶対何かやったんだーーーっ!
雅「ごめん翔ちゃん!俺何やった!?この通り謝るから許してっ!」
翔ちゃんのベッドの横で正座して謝っていたら、タオルケットから顔を半分だけ出して俺を見つめていた(あ、翔ちゃん可愛い←反省する気なし)