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同じ屋根の下で【気象系BL】

第19章 真夏の夜の…?


一頻り海で遊んで暫くして、喉が渇いたから何か買ってこようとカバンを開けたら

雅「…あ、財布忘れた…」

カバンの中に入れたと思ってた財布がないことに気がついた

和「昔から変わりませんねー雅紀兄さん。楽しみな事があると、その事に頭がいっぱいで何かを忘れるの…」

…すみませんねー…成長してなくて…(涙)

翔「俺の財布使えよ雅紀」

雅「大丈夫だよ翔ちゃん。すぐそこだから、俺ちょっと取りに帰ってくる」

俺は砂浜から別荘に戻るため走り、もうすぐ別荘に着くという時に

「すみません…」

雅「はい?」

突然声を掛けられ振り向くと、白い日傘を差し、白のワンピースを着た女性が立っていた

「貴方…こちらの別荘の方…?」

雅「そうですが…何か?」

俺がそう答えると、何故かニコッと笑い

「実はお願いしたい事があって…」

雅「お願い?…何でしょう…」

「ある物を探して欲しいんですの」

雅「ある物って…?」

「私の命…光り輝く物…」

えっ…それってもしかして命より大切な宝石って事!?

雅「ど、何処でなくしたんですか!?大きさとか形は!?警察には届けましたか!?」

すると女性は顔を左右に振っていた

雅「えっ…何で…」

「貴方なら見つけられるから…」

…えっ…ど、どういう事?

「見つけたらあの丘の上にある屋敷まで持ってきて」

そう言って女性の指差す方向には、青っぽい少し古ぼけた屋敷が見えた

雅「あの、写真とかない…って…あ、あれ?」

その女性の方を見ると、いつの間にか居なくなっていた…

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