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リヴァイがおさななじみな話

第1章 1


「全く…最近のリヴァイの私に対する態度はちょっとおかしいよねっ」
冷たくあしらわれたのが不満だったのか、ぶつぶつリヴァイへ毒を吐きながら散らばった自分の物を拾う彼女の名はノン・サンドリアである。
明るく、活発な印象で、大学内でもかなりの人気物だ。
さらに、容姿も、整った顔のつくりをしていて、スタイルも申し分ない。
頭の方はあれだが。
そんな彼女の幼少期からの幼馴染みが、リヴァイである。
リヴァイは、頭は良いし、運動能力も高い。
しかし、酷く潔癖性で、厳しいことからか、大学内では『冷徹の鬼』と呼ばれているほどだ。
そんな彼が明るく活発な彼女と仲がいいことはまわりからとても不思議な目で見られていた。

「…はぁーっ…疲れた!」
自分の物を全て拾い終わったのか、彼女は鞄を片手に勢い良く立ち上がった。
「…終わったならさっさと帰りやがれ」
リヴァイも立ち上がり、再度眉間にシワを寄せ、腕を組み、言葉を吐いた。
「え~っ!課題!一緒にやろうよ!」
「何が悲しくてお前と勉強な…「おっじゃましまぁっす!」」
ノンはリヴァイよりも扉に近い位置に居たことをいいことに、リヴァイの言葉を無視して、勝手にドアを開き、室内に足を踏み入れた。
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