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リヴァイがおさななじみな話

第3章 3


「……っ、ふ、ぷはぁ…」
ノンはリヴァイにゆっくり唇を離されたあと、放心に近い状態だった。

「…はっ、えろい顔してんな」
「………ふぇ…?リヴァイ…何でこんなこと…」
そんなノンの表情を見てリヴァイは鼻先が当たりそうな至近距離で言葉を放つ。
「お前のためだろ?お前がアイツに嘘をつくから悪い」
「…で、でも…嫌だよぉ…」
「……………」
リヴァイはノンから溢れ出す涙を親指で拭い取った。
「………そんなに嫌か」
「………嫌っていうか、こ、こんな感じで初めては嫌っていうか…それに心の準備が…」
「…じゃあ聞くが、お前は俺とするのは嫌じゃないんだな?」
「………え?」
「俺とそういう事をするのには抵抗が無いが、心の準備が出来てねぇだけだと」
ノンは潤んだ睫毛を微かに揺らす。
さらに眉毛はハの字だ。
そんなノンを見てリヴァイは苦しそうに笑う。
「…そんな顔するな。俺は好きでもない奴にこんなことはしねぇ」
ノンは眉をひそめ、困った様に笑うリヴァイを見て、胸の奥がきゅうっと締め付けられたのが分かった。
「………リヴァイ…」
「………なんだ」
「……わ、わたし…リヴァイにだったら、何されてもいい、かも…」
ノンは恥ずかしさからか顔は下を向く。
そんなノンにリヴァイは大きく目を見開いた。
「……お前、それ、どういう意味か分かってるのか」
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