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リヴァイがおさななじみな話

第3章 3


リヴァイの長い睫毛が揺れると同時にノンはおずおずと答えた。
「…わかっ…てる…よ、…多分…」
ノンがうつ向き加減で言うと、リヴァイはゴクンと喉を鳴らした。
「…そうか……」
そういったリヴァイはノンに頭を近づけて額をコツンと、音が鳴るように軽くくっつけた。
「……リヴァイ…?」
「……後悔するなよ」
「え…っ、わぁっ!?」

リヴァイはそう言った瞬間、ノンを両腕で抱き抱え、ベッドまで歩くと壊れ物を扱う様にゆっくりとノンの身体を降ろす。
そしてノンの顔の真横に手をつき、股がる様な態勢になった。
ベッドのスプリングがギシギシと鳴る。
この状況にノンは焦りや、恥ずかしさを隠せず、落ち着かない。
「……わ、私、初めてだから、ねっ?」
「あぁ、分かってる」
「お、おてやわらかに、おねがい、します…」
「……努力する」
「ええっ!?ほんとに優しくして…「…悪い、もう限界だ」
リヴァイはノンの声を遮るとノンの頬にかかっている少量の髪の毛を手の甲で払いのける。
それと同時にノンは肩をびくりと揺らし、眉を寄せて目をギュッとつぶる。
その様子を見つめていたリヴァイは息を吐き、右手で自分の前髪をぐしゃりと乱した。
「……煽んな…」
「はいっ!?…んんっ」
ノンがそういうとリヴァイは素早く顔を近づけてノンの唇に自分のを押し当てた。
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