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リヴァイがおさななじみな話

第2章 2


リヴァイは肘をテーブルにつき、手の甲に顎を乗せると微かに口角を上げた。
「いや、案外間違いではねぇな…」
何を言い出すかと思いきや、そんな事をリヴァイが口にしたものだからノンはバッとリヴァイを見た。
「や、やっぱりそういうもんなの…?」
「俺らの年になってまだそういう経験がないっつうのは確かに遅れているな」
「わ、わたし…一生ばーじんはいやぁあだぁぁ!!!」
再び慌て出したノンを見てリヴァイはフッと笑う。
そして意味ありげに口を開いた。
「俺が経験させてやろうか」
いきなり放たれた言葉にノンは氷付けにされたかのように固まった。
「…り、リヴァイ…今、何て、?」
「お前、あのクソ女にヤっていると言っちまったんだろ?だったらそれを本当にすればいいだけの話だ」
そういうとリヴァイはずっと前屈みにしていた状態を少し起こした。
「え?それってつまり、リヴァイと私が?いやいやいやいやいやぁ、ないない。無さすぎるよ、ソレ」
ノンはうつ向いていた顔を上げるとギョッとした。
「ちょ、リヴァイ…冗談だよね、何でこっち来んの?何で私の目の前に座るの…いやいやいやぁ…んっ」
ノンは正面からゆっくりと来たリヴァイに壁に追い詰められ、背中に壁の存在を感じた瞬間、もうダメだと悟った。
そして、ノンの顔の真横に手が置かれ、益々逃げ場が無くなったと思った瞬間ノンはリヴァイに唇を塞がれた。
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