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リヴァイがおさななじみな話

第2章 2


私は目が飛び出す程驚いた。
まさか、まさかそんな事実があったなんて。
ハンジは青ざめる私を見てにやにやしたかと思えば驚愕の質問を投げかけて来た。
『え?まさかとは思うけど~、ノンって、まだ、なの?』
『………ふぇ?』
『んなわけないよねぇ!だってノンだし!男の二人や三人はヤってるよねぇ!』
『…………はい?』
私はただただ、汗を流すばかりだった。
『今時ヤってないとか、ありえないもんねえ!』
『………そ、そうなの?』
『あったり前じゃん!私らぐらいになって処女の子はいっちゃあ悪いけど、一生無理だね、もう期限切れだよ』
私の脈は今までにないくらい強く波打った。
『……まさかとは思うけど………、ノン、処女なの?』

ハンジの真顔に私は作り笑いを浮かべ、焦って答えた。





「………経験済みって言ったのか」
話を終えきる直前、リヴァイはノンの次に出て来るであろう言葉を放った。
「…せ、せいかーい…」
ノンは明らかに頭の悪い子をみるかのような視線を感じたせいで身を縮こませながらそういった。全く元気良さが感じられない。
「……てめえ、あのクソ女の言葉本気にしてるんじゃないだろうな」
「え、もちろん信じてますけど」
「………………」
「えっ、なになに!?もしかしてウソなの!?私、騙されたの!?」
「………………」
あわてふためくノンに冷ややかな目線を送っていたリヴァイははぁ、と、盛大に息を吐く。
………そして、何かを考えるように瞳を揺らした。
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