第16章 自覚
鈴村「おぉ、そうやなぁ…(笑)」
ノンブレスで言い切る浅沼に対して苦笑いしてしまう鈴村。
鈴村「大好きやなぁ?ハチのこと」
浅沼「そりゃ、可愛い後輩ですから…」
「なぁ、ほんまにただの可愛い後輩って思っとるんか?」
それは鈴村から放たれた言葉。
浅沼「えっ…」
鈴村「もう周りにだいたいばれとるけど…」
すると浅沼は「はぁぁぁぁぁぁぁぁぁ…」と長い溜め息を吐きながら机にへばりつく。
浅沼「やっぱり…分かりやすいですよね…」
「可愛い後輩だから」とか「女の子だから一人じゃ危ない」とか理由をつけて泊まったりしていた。
まぁ、尊の場合はお人好し過ぎて"親切心"としか思われてないだろうが。
鈴村「もうハチに言ってもうたら?浅沼くん気がついてないかもしれへんけど周りは皆応援してくれてるし…」
浅沼「…応援してくれるのはありがたいんですけど…年の差が………」
段々と声が小さくなり最終的にはまた溜め息を吐いていた。