第12章 夏の不幸。
「え…っと…?」
代永「ダメだからね、絶対。ダメだからね。女の子が、ましてや一人でネットカフェだなんて!!!ダメだよ!?僕が爽空に絞められちゃう。ダメ、絶対」←
江口「うん、代永さんの言う通りだ。隣で聞いてただけの俺も同罪で葛城さんに絞められる。それに加えて俺は多分、浅沼さんと安元さんからも絞められちゃう。まだ人生を謳歌したい。晩酌したい」←
二人とも長々とノンブレスで言い切る流石声優←
因みに上に出てきた葛城爽空は代永翼の奥さんで尊のことを妹…若しくは我が子同然に可愛がっているお姉さん…いや、お姐さん的存在だ。
「…って言っても…ホテルは高いですし…」
代永「じゃ、江口君の家に行ったら?大丈夫でしょ?僕の家でもいいけど…多分爽空がハチちゃんを寝かせない」←
代永が真顔でいっている辺り本気で来そうだと察する。
江口「あ、別に大丈夫ですよ?少し部屋散らかってますけど…あ、あと晩酌毎日しますけど…それでも大丈夫なら」
「え、でもそんないきなりお世話になるとか…」
江口「大丈夫、みーちゃんなら安心だし。それにお酒は一人で飲むより二人の方が美味しいし」
代永「ほら、江口君もこう言ってるし…たまには先輩に甘えてもいいんだよ?」
「う"…」
そこまで言われてしまったら断れなくなってしまう。
少し悩んだ末に「宜しくお願いします」と小さく呟いた。