第10章 願い事。
??「あ!みーちゃん!!」
収録も終わり、何時ものように浅にぃと帰っていると突然名前を呼ばれる。
「あれ、えぐさん!何してるんですか?」
そこには細長い紙と何故か筆ペンを持った江口さん。
江口「いや、スタッフさんが用意してくれて…ほら、今日七夕でしょ?」
その一言に「あぁ」と声をもらす浅にぃ。
「七夕!!短冊!!書きましょ!!浅にぃ!」
久々のこんなイベントに少しテンションが上がる。
最近、嬉しいことに仕事が続いて息抜きと言う息抜きをしていなかった。
浅にぃの腕を引っ張って皆の所に行く。
??「あれ、尊ちゃんと浅沼さんも来たんですか?」
輪のなかにまじればそこには羽多野さんがいた。
「羽多野さんも願い事ですか?」
羽多野「うん(笑)何となくね」
「うぉ!短冊色んな色ありますね!!じゃ私水色で!!」
いい年して何してんだと思われるかも知れないが柄にもなくやっぱりウキウキしてしまう。
「ふふ、出来ました!えぐさん!!!高いところにつけて下さい!!!」
江口「はいはい(笑)皆俺に頼んでくるんだよね(笑)」
言いながらもつけてくれるえぐさんは優しいと思う。
浅沼「わ、尊もう書いたの?何て書いた?」
「あ!ダメですよ浅にぃ!願い事言ったら叶わなくなっちゃいます!!」
私の短冊を覗こうとした浅にぃを頑張って押さえる。
「ほら、浅にぃもえぐさんにつけてもらいましょ!!」
浅沼「そうだね(笑)じゃ、江口くん頼んだ(笑)」
江口「はい、頼まれました(笑)」