第8章 梅雨。
何気なく外を見ればザーザーと雨が降っていた。そして今日、自分が傘を持ってないことに今気がつく。
「はぁ…嘘やろ…」
折り畳み傘は今はあやねること佐倉綾音さんに貸してしまっている。
するとピコン、と携帯に通知が入る。見ればそれはあやねるからのもので[尊ちゃん大丈夫!?前に借りた折り畳み傘私が借りっぱなしだった!今からそっちに向かった方がいい?]と、メッセージがきていた。
[大丈夫です。今回はちゃんと傘を持ってたので( ´∀`)傘は次、一緒の時で大丈夫です!(*`・ω・)ゞ]
心配させないようにそう返信してスマホをしまう。そしてまた外を見て「はぁぁぁ…」と大きめのため息をつく。
??「あ、尊ちゃん。どうしたの?」
「あ…こたにぃ。お疲れ様です」
そこには収録終わりであろう西山宏太郎こと、こたにぃ(たまにこたちゃん)が立っていた。
うん、どうでもいい情報が何か入ってきたが気にするな←
西山「尊ちゃんは今から収録?」
「あー…終わったところで次の現場行こうとしたんですけど…外がこんなことになってるので…」
西山「あー…今日は雨降るって予報はなかったもんね…」
「実は僕も忘れちゃった」と笑うこたにぃ。可愛いです( ・`д・´)←