第2章 運命を決めるもの
「エレン、アルミン、ミカサ!また喧嘩したのね」
エレン「だって、あいつらが先にしかけて...」
「それでも、みんながこんなに怪我をしてしまったら。とっても悲しいわ。」
ミカサ「ミカエル姉さん、悲しい、ダメ。」
アルミン「これからは、僕がエレンを止めるから...!」
3人の大きな瞳が心配そうに見つめている。
「ほーら、早く傷口みせてごらん。」
ミカエルは、4ヶ月までエレンやミカサと共にイェーガー家で暮らしていた。
カルラさんは血の繋がらない私をエレンやミカサと同じように大切に育ててくれた。グリシャさんもまた、私が医学に興味を持ち始めてから、医学について難しいことでも噛み砕いて教えてくれた。
私は幸せだった。
8歳の頃、髪の色や目の色の違いに気づいて、2人に家族について尋ねたとき、包み隠さず教えてくれたときも、私は幸せだった。