第7章 あれから
ミカエルside
ここへ来て、2年が経った。巨人が壁を破壊してから慌ただしく、毎日が過ぎて、未だにエレンたちを見つけることができていない。
「カルラさん...グリシャさん...エレン、ミカサ、アルミン...きっとみんな生きているわ」
今夜もあの頃から何も変わらないかのように、空に月が浮かぶ。
「リヴァイさん...」
どんなに辛いことがあっても、あの優しい月明かりに励まされてきた。
「私は、自由のために戦ってるよ...」
キーン先生「リン、ちょっといいかい?話があるんだ。」
家に戻ろうとしても、月は私を追ってついてくるようだった。
ミカエルの運命がまた、動き出そうとしていた。