第7章 あれから
エレンside
ミカエル姉さんが憲兵のやつらに攫われて、数ヶ月が経った。
あれから、俺たちはどうにかミカエル姉さんを探そうと、駐屯兵に掛け合ったり、中央へ行く手段がないかと模索した。
エレン「俺がガキだったんだ...俺がもっと強ければミカエル姉さんを行かせなかったのに...!!」
俺にとって姉さんは、本物の兄弟ではないけど、本物の家族以上に大切で...特別な存在だった。姉さんは俺が喧嘩してくると、一番に気づいていつも怪我の手当てをしてくれた。
(エレンはすぐ頭に血が上って、周りが見えなくなるから、もっと周りをみなきゃダメよ ほらっ、周りにはこんなにあなたを愛している人がいるんだから)
そして、優しく抱きしめてくれた。
遠くでミカサとアルミンが俺を呼ぶ声がする。俺はいつまでもこの温もりに触れていたかった。