第6章 出会いと別れ
ミカエルside
キーン先生「まぁ、すぐにってわけではないんだ。しばらくウォールシーナにいるつもりだからね。と言ってもそうだな...気が向いたら、20日までにこの診療所まできてくれ それまではそこにいるからね」
そう言って、キーン先生は去っていった。
部屋はシーンとしたままだった。ファーランさんが帰ってきたのと入れ違いにリヴァイ さんは出ていった。
リヴァイ さんダメっていってたなぁ...。憲兵や父親に追われている身なんだから仕方ないか。それでも...
(私の元へ来て本格的に医学を学んでみるつもりはないか?君が本気なら、いつかこの地下街の人も救うことのできる医者になれるはずだよ)
キーン先生の言葉に揺れる。私はもっと医学を学びたい...。
あと数時間で日付が代わり、約束の日になる。
リヴァイさんは、最近目も合わせてくれない。
何か話しかけても、あぁ... と返すだけだ。
「ちゃんと話をしないと...。」
リヴァイ さんが出ていったのを見て、慌てて追いかけた。