• テキストサイズ

【進撃の巨人】月明かりのあなた【リヴァイ落ち】

第14章 初恋


リヴァイside

あれから、半年が経とうとしていた。リンは、医療部隊の副隊長として、第102期訓練兵団出身のシナたちの立体起動を上手く使いながら、ますます壁外での戦果をあげていた。

だが、立体起動を使えない第1期と、立体起動を使える第2期が合わさった今の医療部隊の編成は大変なものだった。

そのせいもあり、リンが俺の元へ来て紅茶を淹れることも次第に減っていった。

新兵たちへの訓練を終えた俺は、部屋へ戻る途中で食堂で眠っているリンを見つけた。最近では特に、あのルーカス・ワグナーやハンジのところのモブリットがリンを囲うように側にいるため、一人でいるのを見るのは久しぶりだった。

それにしても...
リヴァイ「寝ている顔は、やけに幼いな...。」

リンの寝顔は、やはりどこかミカエルに似ていた。少し伸びた髪を手ではらいながら、リヴァイはもう一度リンの顔を見た。

リヴァイ 「ったく...。こいつは自覚が足りねえ...。こんな所で寝ていたら、誰に襲われたって文句言えねえぞ...」

リヴァイは守るように、しばらくリンの側にいた。この時間だけは誰にも邪魔されたくないとも思った。
/ 130ページ  
スマホ、携帯も対応しています
当サイトの夢小説は、お手元のスマートフォンや携帯電話でも読むことが可能です。
アドレスはそのまま

http://dream-novel.jp

スマホ、携帯も対応しています!QRコード

©dream-novel.jp