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星条旗のショアライン

第24章 SSS キャラ×男主(―/30日更新)



★EinNYシャーロック・ホームズ

カフェで知り合ったジョーンに気軽に招待されて自宅を訪ねたけれど、玄関の扉を開けたのは神経質そうな男性だった。顔の幅だけ素早く開けて睨み据えてきたかと思ったら挨拶もなしに開口一番「彼女と寝たのか!」と怒鳴られて頭の中が真っ白に弾けた。
「……っ?!」
「言葉が通じないのか。見たところ東アジアだな。広東語、北京語、朝鮮語、日本語……どれだ!」
「に、日本」
「"じょーんと寝ましたか!"」
「ね、寝てません! というか聞こえてます!」
「だったら初めからそう言え。彼女から今日の来訪は聞いてるぞ。入れ。靴は脱ぐなよ、ここはアメリカだ」
(……な、なんなんだよコイツ~~~ッ!)

★Sシャーロック・ホームズ

ホームズさんの視線が僕を追い掛けていることは把握していたけれど、いつものことだからと気にしないでいた。でも道徳心の強いワトソンさんはそうもいかなかったみたい。彼がお茶を啜りながら「シャーロック。不躾だぞ、やめろ」と叱ると「昼食までの間で何度、レインをエクスタシーに導けるか実技も含めて考察しているんだ。邪魔するな」との答えが返ってきた為、僕とワトソンさんは二人して盛大にお茶を吹き出した。

★Aキャプテン・アメリカ(マシマロ主続き)

キャプテンがインタビューを受けた雑誌をるんるん気分で抱えて帰る。中には彼考案の筋肉増強トレーニングメニューが載っているらしいのだ。巻末には彼のポスターも付録しているし、邪だけど部屋に早く飾りたかった。
何を隠そうキャプテン・アメリカに憧れてこの世界に飛び込んだ。身体はまだまだ彼に比べて未熟だけど少しでも近付けたらって思って毎日頑張ってる。楽しいことばかりじゃないけど、支えになってることもたくさんあるのだ。例えば……。
「大好きな人と同じ職場って幸せだなぁ、とか!」
ふふーっと勝手に笑っちゃうほっぺを隠すように夜食の中華まんをむぎゅっと口内に詰めると、柔らかな生地の歯ごたえと甘い餡子の味がより幸せを噛み締めさせた。

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