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星条旗のショアライン

第24章 SSS キャラ×男主(―/30日更新)



★JLオールスター(マフィン主続き)

ダイアナさんに紅茶を淹れているとウェインさんが工具を放り投げながら近寄ってきた。休憩するそうだ。お茶請けに焼き菓子を並べて甘くないホイップクリームを添えていれば、どこから嗅ぎ付けたのか一陣の閃光と共にバリーがやってきて、ちゃっかり席に着いている。彼の為にドーナツもカゴから取り出していれば、部屋に入ってきたカリーさんが「俺にもくれよ、腹減った。酒はあるか?」と俺の頭をおもむろに撫で回す。仕方ないので秘蔵のチョコレートボンボンをいくつか皿に並べていれば、部屋の隅で全世界を検索していたビクターが「俺にも茶をくれるか?」と控え目に休憩を欲したのでカップをひとつ増やした。明日はクラーク・ケントを甦らせるという偉業を成す大切な日。俺はリラックスする場を与える事しか出来ないけど頑張ってくださいと伝えると、皆は優しく微笑んでくれた。

★LSジェンセン

「レインッ、胸が苦しいッ」
「……診るから来なさい」
俺は彼ら専属の医師だ。といっても罹患する以前の応急処置や手当を主にしている為、大それた手術などはしない。だから目に見えない苦しみを訴えられても総合病院への紹介状を書いてやるくらいしか出来ないと毎度説明しているのに。
「心音に異常は無いみたいだよ、少し早いくらいで」
「でもムリッ、苦しいよっ」
「脈だって異常値じゃなかったし睡眠不足じゃないかな」
「じゃあ俺と一緒に寝て! そしたら良くなると思うから!」
「そんな治し方知らない」
「いやこれはきっとそれで治る! 君を抱き締めて眠ればきっと胸の痛みはなくなる!」
その時、背後から呆れたような声音のプーチが「そうしたら今度は股間が痛いとか言い出すんだろ、ジェンセン」と嘆いていた。

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