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【進撃の巨人】兵長と劣等生

第18章 ダンスレッスン




「あ・・・ありがとうございます」


はエルヴィンが団長とは違うもうひとつの男の顔を見たような気がした。
自身もエルヴィンが兵団を維持するための資金集めのために貴族の会に顔を出していることは知っている。今に向けられたのは“男”としてのエルヴィンの顔だろう。

「エルヴィン団長が、そんな優しい顔をされるとは思いませんでした」

「ん、そうかい?君は少しは私に惚れてくれるかな?」

「ほっ、惚れるだなんて!そんな恐れ多いことを・・・」


はエルヴィンの直球に顔を赤くしてドギマギする。どこからが冗談でどこからが本気かには図りかねた。

が・・・次の瞬間。

エルヴィンはの唇にキスをした。それも濃厚なキスを・・・
エルヴィンの舌がの口腔を満たす


「、覚えておきなさい。これが大人のキスだ。」

「エルヴィン団長・・・?」

「私は年甲斐もなく君に惚れてしまったようだ」


はどう返事をしたら良いか分からず口をパクパクさせていたが
エルヴィンはやはり大人だった。


「今すぐに返事をくれとはいわない。君がゆっくり大人になってから決めればいい。」
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