第4章 おやすみのお時間です
人差し指をかけたままに、唇と舌を這わせるハイセの柔らかい髪の毛が肌を撫でる。
徐々に下がっていく唇に。
真横に顔を反らして目と唇をぎゅーって噛み締めた。
同時に。
胸全体が空気に触れたのを感じた、瞬間。
直接膨らみに触れる、ハイセの掌。
片方の胸は、柔らかな膨らみにハイセの舌の感触。
「…………っ」
さらに目をきつく閉じた、瞬間。
「……っや……っ?あ、………っん、ああっ」
胸の先端が、ハイセの口内で飴玉のように転がされて。
もう片方は、指の腹で押し潰された。
「……それ、……やぁっ」
初めて知る強い刺激に見開いた両目を再度きつく閉じ。
唯一自由になる頭を左右にふった。
「はい、せ……っ、や」
それでも。
執拗とでもいうくらいに攻め立てる舌も指も止まらない。
舐めているだけだったハイセの唇は、強弱をつけて吸ったり舐めたりを繰り返す。
まるで、キスするみたいな、動き。
「やぁぁっ」