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【名探偵コナン】 ある意味、それは。現実逃避。

第5章 沖矢さん





事件の後、私は会社を1週間お休みさせてもらうことにした。


キッカケは安室さんの「休まれてはいかがですか?」という控えめな提案。

そして、
正直精神的にかなり参っていること。
有給も余っているし今は忙しい時期ではないこと。

それから
安室さんが心から心配してくれていること。


これらが決め手となり、会社に連絡した。



一緒に住むという提案については、保留にしてもらっている。

ひとりになると不安に押しつぶされそうになるし、安室さんがいてくれるとありがたい。

あの後話をすると、
「次の新しい部屋が見つかるまでの間」という意味だったけど…
確かに、今の部屋に戻りたくはない。
だけど簡単に返事をしていいものか。

沖矢さんに相談したくなった。

沖矢さんからも、部屋を貸してくれるといわれていたし。
…状況は変わったけど。


なのでいま、
私は沖矢さんの住む工藤邸へ向かっていた。

(なんとなく、安室さんには黙って来てしまった…)

仕事に出た安室さんを思い出す。

沖矢さんと安室さん…というか、赤井さんと降谷さんはすごく仲が悪かったはず。

(…!あれ!?それって、誰かが亡くなったからだよね!?)

もしかしたらその命を助けられるかもしれない!

一瞬そんな考えが浮かんだけど。


(…赤井さんが沖矢さんになったのは、その後だったような…)


沖「咲さん。」

『あ、沖矢さん!』


だめか…と肩を落としたところで、沖矢さんに声をかけられた。

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