第5章 保健室にて
月「で、相談とはなんじゃ。」
「先生。今、周りの人がデコボッコ教により性転換させられた人たちがいるじゃないですか。」
月「うむ。」
私は全て月詠先生に話した。
自分の性別への違和感。
昔から女の子が好きなこと。
仲良しだった十兵衛でさえ羨ましくなり、複雑な気持ちだということ。
…そして担任の銀子先生が好きになってしまったこと。
ちょっと辛くて泣きそうになった。
月「そんなに悩んでおったのか。」
どうにも苦しくて。
どうにも辛くて。
授業も集中できないほどに。
心が熱くなる。
銀子先生を思うだけで体全体が熱くなるような。
心臓がドキドキして、うるさい。
残りの時間は保健室のベッドで休ませてもらった。
そして結局、お昼休みまで寝たのであった。