第19章 私の幸せ
銀時「誰に買ってもらったんだ」
『晋助お兄ちゃんだけど』
「「「!!!」」」
ひすい「晋助って高杉晋助のことですか?」
『そうだよ、この間、しばらく一緒にいたから』
銀時「祭りがあった時か.........」
『うん、本当にすっごく優しいよね』
買ってもらった髪飾りをそっと触る
銀時「............そうか」
銀ちゃんは何を考えてるのかそっぽを向いた
『みんな、すっごく優しい、だから兄上なんていらない............』
沖田ヨツバなんて人間、何年も前に死んだんだ
「「「............」」」
みんな何を思ったのか何も言わずに黙って銀ちゃんは頭を撫でてくれた
町を回った後、公園で神楽ちゃん達が遊んでいるのを眺めてベンチに座る
『しずく達が楽しそうでよかった.........』
新八「しずくちゃん達の親御さんって............」
『私が行った時にはもうダメだった...........3人を守るように倒れてたよ』
鬼はいつも人を傷つける............絶対に許さない
翡翠「あんなに幼いのに............」
『鬼にはそんなの関係ないよ........』
私がもっと早く着いてれば助けられたかもしれないのに............
銀時「............あかりのせいじゃねえよ」
『うん............ありがとう............』
もっと強くならないと............
しずね「あかりお姉ちゃーーん!!」
呼ばれた方に視線をやれば大きく手を振っているしずねが............振り返せばしずねがかけてきて私に抱きついた
しずね「お姉ちゃんもあそぼ!!」
............かわいい
『いいよ』
そう言って抱っこして神楽ちゃん達のところまで走った
鬼ごっこに木登り隠れんぼまでたくさん遊んだ
............こんな遊びしたの初めて、楽しかったなぁ
神楽「あかり早いアル............何をやるにせよ」
『すっごく楽しかったよ』
こんなに楽しいなんて知らなかった............