第2章 出会い
八戒「!あ、お世話になります」
悟浄「…それもそうだよな。俺も腹減ったー」
三蔵「…酒はあるか?」
八戒「三蔵…;;」
「ふふ、もちろんありますよー」
あれからすっかり日を沈み、夜になった。小さな家の中でが作った料理の美味さに思わず全部食べ終わった。とくに悟空の食いっぷりにと葵は驚いたが全部食べてくれた事に嬉しそうだった。
「他の人が私の料理を食べてくれるのは初めてで、口を合って良かった!」
悟空「どれもうまかった!店の料理よりこっちの方が好きだぜ!」
「でしょでしょ?ボクもの料理が好きだよ〜」
「ふふっ、ありがとう。皆さんもどうですか?」
八戒「はい、おいしかったですよ。料理が上手ですね」
悟浄「こっちはうまいが、ちゃんが作った果実酒もコクがあってうまいな、三蔵」
三蔵「ああ、そうだな。そこまで作るとはスゲェな…」
三蔵一行から良い評価を聞いたは嬉しそうに微笑む。その笑顔もまた可愛らしいで頰を染める人もいたとか。
「そう言われてくれて嬉しいです。今までなんて葵以外に言われた事なかったんですよ」
悟浄「…ちゃんは何歳になるの?」
「そうですね…もうすぐ20歳になりますね」
「「「!」」」
悟空「へえ〜!もう大人だな!」
彼女の年齢にまさか若いとは驚く三人と悟空は尊敬に見つめる。三蔵はグラスを置き、真剣な表情を変わる。
三蔵「…単刀直入に言うが、牛魔王の手先から狙われた理由はお前が持つ『能力』だな?」
「「「……」」」
「…」
「…そうですね。私の能力を使って牛魔王を復活すると聞いたので、そのせいで捕まりそうでしたがなんとか振り切ってここに逃げ延びました」
そう言うは物憂げな表情を浮かべる。葵は何も言わず彼女の膝の上に座る。は葵の頭に優しく撫でて微笑むと三蔵たちの方を見る。
「貴方たちがなぜ私を探した理由はなんとなく分かりますが、私の能力で牛魔王を倒して欲しいという事でしょうか?」
三蔵「…ああ、その通りだ。だが、能力について詳しくは知らんがそんなの簡単に見せる能力じゃないだろう?」
「…ふふ。思ってたんですけど、玄奘殿は優しいんですね」
三蔵の不器用な優しさが感じたのか小さく笑う。