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人生は常に事件に満ちている【コナン】

第10章 はじまりの緋色 【安室】


ミステリートレインの一件から数日。バイクを走らせていた十華は、その道路に異質さを見てバイクを停めた。
(パトカー?何かあったのかな…)
十華は顔をのぞかせ、そこに知った顔があってぎょっとした。
「キャメル?」
「青黛さん?なぜここに?」
「私は通りすがりで…」
そうこうしていると、ジョディとコナンも現れた。どうやらここの階段から転倒した渋谷夏子の友人がジョディで、転倒前にキャメルの電話から彼女に着信があったらしい。それで呼び出されたキャメルだったが、その電話をしたのは、彼から電話を借りたジョディだった。渋谷夏子は学校の先生で、彼女の持ち物には採点済みの答案用紙があったらしい。それをきいてコナンは、渋谷夏子が襲われたのはここではないと推理した。答案用紙を持ち帰るのは個人情報流出のおそれがあるから禁止されていると。こっそり持って帰って採点する先生もいるらしいが、全部採点してあったのなら不自然だと。さらに、渋谷夏子は人と会う約束をしていたという。現場はおそらく杯戸小学校の職員室。通話履歴から会う予定だった人物の割り出しと、現場検証のため、彼らは杯戸小学校へ向かった。






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